皆さんはご自宅のポストに入っていた郵便物やチラシを手にした後、どうしますか?

だいたいの方は、「ゴミ箱の前で」残すものと捨てるものをその場で仕分けをされるのではないかと思います。

その判断、どれくらい時間をかけますか?

これまただいたいの方はチラシ1枚当たり2秒前後でざっと目を通して、興味がなければそのまま
ゴミ箱にポイ!かと思います。

そう、1枚のチラシにかかる時間はせいぜい2秒なんです。
内容を深く読んでもらう以前のこの壁がチラシによる宣伝広告における最大の壁です。
この2秒を越えて初めて、内容を見てもらえるのです。

マーケティングでもなんでもなく、皆さん1人1人がご自宅で普段やっていることですよね。
しかも、単身世帯でなければご家族の中でその仕分けをやっているのはどなたでしょうか?

ほとんどのご家庭では「お母さん」であることが多いと思います。

女性ターゲットの商品チラシであれば、この「2秒の壁+お母さんフィルタ」を越えやすいですが、男性ターゲットの商品であったりするとハードルは上がります。

ポスティング屋さんは、基本的に「お預かりしたチラシをポストに投函する」サービスを主体としております。
ですが、「2秒の壁+お母さんフィルタ」を越えるのはポスティング屋さんの力が及びません。
それどころか、そのチラシでご紹介している商品自体の魅力も、実はこの壁を越えなければ伝わりません。

「反響出ないよ!ちゃんと配ってるの?」

と仰るお客様のチラシを拝見すると、「字がびっちり」「ごちゃごちゃしてる」といった、手に取る方の印象を配慮せずに、「言いたいこと」を詰め込んでいるチラシである場合が割とあります。

逆に、

「反響が出過ぎちゃって、ちょっと手が回らないからストップしてくれる?」

というお客様のチラシは「分かりやすい」「シンプル」である場合がこれまた多々あります。

ポスティングのご相談を頂く際、弊社の営業マンはチラシ印刷前の原稿を見せて頂いて、こうしたコツをお伝えしてご検討頂くようにいたしますが、だいたいのお客様は印刷も終わった後でお問い合わせを頂いております。
そのため、ご納品頂いたチラシを見て、正直「うわっちゃー・・・」と思うこともあります。

なにせ反響が出なければ真っ先にポスティング屋さんの責任になるからです。

もちろん作業開始前に反響に対する懸念をお伝えする場合もありますが、なんと言っても印刷済みのためほぼ後戻りができません。
もうポスティング屋さんは祈るような気持ちでお配りするのみです。

マーケティングの世界でも、デザインの世界でも、基本的には「やらなくても分かる」ことを最大限つぶした上で「後はやってみなければ分からない」という所に引き上げるものです。
この状態でポスティングの世界に降りてきたチラシであれば、私たちも配布エリアのご提案などを突き詰めた上で、全力でお配りして結果を待つのみです。

「2秒の壁+お母さんフィルタ」

この難敵を攻略して初めて、商品訴求力が試されるのです。
攻略できなければ残念ながら土俵にも上がれません。

以前、脳科学者さんにスーパーのチラシデザインアドバイスをしてもらって、宣伝効果が上がるかという検証をしたテレビ番組もありましたが、このケースでも確かに上がっていました。
難しい話をすれば、「マーケティング」自体も行動心理学、統計学など様々な要素を踏まえて精度を上げるものです。

ですが、簡単に言ってしまえば「ご自宅でチラシ仕分けは誰がどうやってます?」ということです。

皆さんの商品の魅力を伝えるためにも、その前段階から意識してみるのが宣伝広告のコストパフォーマンス向上につながるかと思いますので、ぜひ一歩下がってチラシのデザインを考えてみてくださいね!

そのチラシ、ゴミ箱行きを避けられそうですか?